毛穴治療

毛穴とは

脂腺毛包が開いている状態のことへのお悩みとして、表現されている形が多いです。年齢、体質、環境など様々な要因が関与して、形態、分布、大きさ、数などに影響します。年齢とともに拡大、伸長することが多く、それらが繋がって小じわ形成に関与することもあります。またニキビ跡のアイスピック型が混在しているケースも見られます。毛穴を「無くす」ことは不可能なので、「目立たなくする」ことが治療の目標になります。

毛穴の開きに影響する要因の一つとして、皮脂腺の活動性があります。皮脂腺そのものは、健康的な皮膚において必要不可欠です。皮脂は皮膚の保湿機能を保ち、またバリア機能を維持する役割があります。一方で皮脂腺の分泌が過剰になると、ニキビの原因にもつながります。分泌が過剰になると、皮脂の量だけではなく、質も変化すると言われています。アトピー性皮膚炎の肌では、脂質とアミノ酸の組成に変化が生じ、重症度と関連するという報告もあります。皮脂腺の活動が過剰になる原因としては、ホルモン、日光暴露、睡眠不足、食習慣など多岐に渡ります。

治療方法について

基本的に治療は自費診療となります。

ピーリング

毛穴の詰まりを取り除き、また真皮層のコラーゲン生成を促すことで、肌の弾力・ハリが向上し、毛穴の開きを改善させる効果があります。

マイクロボトックス

真皮内にボトックスを細かく注入するマイクロボトックスにより、皮脂の分泌が抑制され、毛穴が縮小することが報告されています。同時に肌のトーンや質感の改善にも繋がり、マルチな効果を得ることができます。

イソトレチノイン

イソトレチノインは最も強力な皮脂抑制薬です。イソトレチノイン内服とフラクショナルレーザーの併用治療が単独治療よりも効果が高いと報告されています。過剰皮脂によるニキビの併発が見られるケースなどは特に有効になります。しかし、いくつか副作用が報告されている内服薬になりますので、必ず医師の指示のもと内服することをお勧めします。

フラクショナルレーザー

当院ではより効果の高いピコレーザーによるフラクショナル治療が可能になります。出力に応じて、皮膚表層へのアプローチが可能なアブレイティブモード、表層への影響の少ないノンアブレイティブモードを使い分けることができます。症状の程度や、ニキビ跡の合併の有無などによって、決定します。(アブレイティブモードは医師がカスタイマイズして施術を行っております)

肌育治療

毛穴に効果が高いと報告のある、PN製剤(当院ではプルリアル採用しています)や、ジュベルックといった注入治療も併用しています。特に加齢も重なった毛穴の開きの場合は、皮脂抑制治療のみではなく、コラーゲン生成による肌の再生も重要です。

外用レチノイド

皮脂分泌を抑制し、ターンオーバーを促進するため、毛穴の詰まりや開きを抑制してくれる作用があります。施術と組み合わせてホームケアとして取り入れることで、より効果を高めることが期待できます。

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