ヒアルロン酸
”ヒアルロン酸” と聞くと、何を思い浮かべますか??
ヒアルロン酸点眼やヒアルロン酸関節内注射は、パッと思い付く方が多いと思います。

そもそも、ヒアルロン酸は、軟骨・眼球・皮膚で重要な役割を担っている物質。ネバネバしてて、摩擦を解消してくれるイメージです。
そんなヒアルロン酸ですが、皮膚にも広く分布しており、美容領域でも大活躍中なんです。
このページでは、美容領域におけるヒアルロン酸注入について紹介していきたいと思います。
当院でのヒアルロン酸治療に興味持っていただけると、嬉しく思います。
ヒアルロン酸注射とは?

ヒアルロン酸注射は、カタチを作ったり、リフトアップさせて、理想の形状に近づける治療です。
韓国やアメリカ、ヨーロッパなどを中心に、”メスを使用しない美容医療” として人気を博しています。
ヒアルロン酸は、どうして魅力的なのか
各種SNSで話題の絶えないヒアルロン酸。
ヒアルロン酸が魅力的である理由は、次の2点に集約されるのではないでしょうか?
- 注入直後から変化が出やすい
- 歴史が深く、安全性が高い
どちらの点も、患者さんにとって大きなメリットかつ魅力となっていることでしょう。
注入直後から「嬉しい」と実感できる上に、沢山の製品ラインナップから選択できる安心感と楽しさがある様です。
“ヒアルロン酸が魅力的であること” には納得できますよね。
注入直後から実感できる、”変化”とは?
あなたは、次のような悩みを抱えていませんか?
全年齢を通じて、”鼻が低い・顎が小さい・胸が小さい” といった悩みは多いです。

お歳を召されてくれば、皮膚全体の乾燥感に加えて、シワ・たるみ・凹みなどの老化現象は顕著となります。

ご存知の方は多いと思いますが、ヒアルロン酸製剤は様々で、グニュグニュ(硬いもの)からサラサラ(柔らかいもの)まで存在しています。
深い部位への注入には硬い製剤、浅い部位の注入には柔らかい製剤というイメージで使用するのが一般的です。
鼻・顎・胸に注入する際には、硬い製剤を用い、カタチをしっかりと作るイメージで注入します。
一方、アンチエイジングという意味での注入では、老化のメカニズムを理解しつつ、製剤を使い分けていきます。
ここで、老化のメカニズムとヒアルロン酸注入イメージについて図説してみます。

皮下脂肪や筋肉を支えている、支持靱帯・筋膜。これらは加齢により伸びて緩んでしまいます。
もともとの状態に戻すイメージでヒアルロン酸を注入していくのですが、図を見ると分かりやすいと思います。

深い層では組織を持ち上げるイメージで、浅い層では溝を埋めるイメージで注入します。
深い層に注入する際には、硬い製剤を用い、カタチをしっかりと作るイメージ。浅い層には、柔らかい製剤を用いるイメージです。
また、保湿目的で注入する場合には、ごく浅い層へ細かく注入していきます。
ヒアルロン酸による変化は、一時的ではあるものの、悩みを解決してくれるため、あなたを喜ばせてくれます。
ヒアルロン酸の歴史、そして安全性
とはいえ、「ヒアルロン酸って異物ですよね。本当に安全なんですか?」という質問をいただきます。
ヒアルロン酸の歴史を振り返ってみましょう。1940年代 : 美容領域への応用がスタート
1970年代 : 実際の注入がスタート
2000年代 : 現在の、非動物性由来ヒアルロン酸注入が主流となる
ヒアルロン酸には、美容に応用されてから85年の深い歴史があります(2025年現在)。
現在、世界には様々な種類が発売されており、違いは硬さ・柔軟性・吸水性・架橋率・分子量・持続性などで規定されています。
現在のヒアルロン酸は、基本的に、アレルギー発生率が極めて低い・少しずつ自然吸収される・最悪ヒアルロニダーゼで分解できるという点から高い安全性を謳われています。
当院で採用のヒアルロン酸
当院では、GALDERMA社のレスチレン・TEOXANE社のリデンシティを採用しております。
どちらの製剤も架橋率が低く、アレルギー反応が出にくいです。そして、注入後に周囲組織と馴染みやすい特徴があります。
注入部位によって、最適な製剤を案内させていただきます。
ヒアルロン酸のリスクとは
残念ながら、リスクは存在します。
特に注意するべきなものは、塞栓・チンダル現象・ボコ付き・左右差ですが、これらは技術的にカバーできます。
一方、アレルギー反応は患者さん要因であるため、出てしまった場合には、ヒアルロニダーゼを用いて溶解させます。
まとめ
- 施術時間 : 30分~1時間
- ダウンタイム: 内出血は、出現したとしても2週間程度で落ち着きます。
- リスク: アレルギー反応、しこり、凹凸、感染など
- 麻酔 : 刺入部のみ局所麻酔することがあります。
- メイク・洗顔 : 当日より可能です。
- シャワー・入浴 : 当日より可能です。
- 術後の注意点 : 注入箇所は、1ヶ月程度、強く押したりマッサージしないようにお願いします。施術時間:30分~4時間(部位によります)
症例写真

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料金
お得なセット価格やモニター価格もご用意しております。
各部位や施術の詳細に関しては、料金表ページをご参照いただくか、直接お問い合わせください。
よくあるご質問
ヒアルロン酸は、どの位の期間もちますか?
1-2年間とお伝えすることが多いです。しかし、注入する深さ、何回目の注入かで持続性が変わってきます。
気になるシワの付近にシコリがあります。ヒアルロン酸注入しても大丈夫ですか?
シコリという山があると、谷に当たる部分のシワは目立ち易くなります。
また、シコリにヒアルロン酸注入されると、感染を起こすリスクが上がります。
まずはシコリを切除して、その後にヒアルロン酸注入するべきです。
唇ヒアルロン酸、痛いですか?
注入時の痛みは、個人差ありますが、感じると思います。
眼窩下神経ブロックやオトガイ神経ブロックを併用すると、ヒアルロン酸を入れる時の痛みは軽減できます。
涙袋ヒアルロン酸は、効果はどのくらい続きますか?
1-2年でしょうか。個人差はありますが、他部位より残りやすいイメージ。
ヒアルロン酸注入、後日追加は可能?
追加は、可能です。しかし状況により、別の提案をすることもあります。
ボトックス、脂肪融解剤、糸リフト…などなど様々な提案をできます。
どのヒアルロン酸が良いですか?
当院ではレスチレンやリデンシティを採用しております。注入箇所に合わせて適宜、選択させていただきます。
Q7 : 余ったヒアルロン酸は、捨てちゃうんですか?
結論から言うと、期限が切れたら捨てます。ヒアルロン酸製剤は、1本1ccで販売されているためです。
糸リフトした後、頬にヒアルロン酸を入れるのは、どのタイミング?
ヒアルロン酸を使う目的で変わります。リフトアップ目的(硬いヒアルロン酸)であれば、当日に注入することも可能。
美肌目的(柔らかいヒアルロン酸)であれば、6ヶ月後となります。
ヒアルロン酸で聞く、架橋って何ですか?
架橋物質は、ヒアルロン酸製剤の体内での分解・吸収を遅らせるための添加剤。
非架橋ヒアルロン酸は、同じタイプの架橋ヒアルロン酸に比べて、アレルギー反応が出にくい様に感じます。
生体内のヒアルロン酸量の変化は?
18-20歳がピーク。年齢と共に減少し、40-50歳で急速に減少すると言われています。
不自然に、少し眉間が膨らみませんか?
おそらく”額ヒアル” の話かと思います。美しい額では、眉間にトップがくることは少ないでしょう。デザインの問題か、ヒアルが流れたことで膨らんだと推測できますね。
体調不良で熱が出ると、ヒアルロン酸注入箇所が腫れるのは何故?
異物であるヒアルロン酸を注入した場所は、免疫力低下した時に浮腫みやすくなるためと思われます。
涙袋や唇ヒアルロン酸、思うようなぷっくり感が出ない。どうしたらいいの?
「カタチができにくい」といって入れ過ぎていませんか? 通常、涙袋や唇には柔らかいヒアルロン酸を入れますが、やや硬めのヒアルを少量入れてみることをオススメしたいです。
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