美の基準にを図を使って詳しく解説
初めまして、下北沢スキンクリニックの保坂と申します。
皆さんは、どんな顔・身体の輪郭が、好みですか?
綺麗な輪郭は、 “素敵な外見” を作ります。
とはいえ、美の基準には明確な定義がなく、正直、よく分からないのではないでしょうか?
私は、美容外科医なので、患者さんから
「可愛くなりたい」「イケメンになりたい」
という漠然とした相談を数多くいただきます🤔
私も正直、「どこを改善してあげたら良いのだろう❓」と悩むこともあるのが現実。
そんな時、自分なりに参考にしている基準があります。
今回は、美の基準について解説し、無駄のない手術法について提案していきたいと思います☆
この記事を最後まで読んでいただくと、
「ココを変えてみたらどうだろう❓」
と具体的に考えることができるようになりますよ!
ぜひ、最後まで読んでいただけたら幸いです🙇♂️
そして、お悩みに応じて、様々な提案ができます。ぜひぜひ、ご相談くださいね!
全体的な、顔の形とは?
パッと見た時に意識されるのが ”全体的な、顔のカタチ”。
理想は、
- 卵形やハートシェイプに収まり、
- S字や凹凸を描ける輪郭
ではないでしょうか❓
有名なのは、顔の縦・横幅比率を統計学的に割り出した”黄金比率”。
これに従って顔のパーツが配置されていると、パランス良く見えます
左:正面から見た際の輪郭、中:横から見た際のカーブ、右:黄金比率

典型的な輪郭崩れは、顔の下半分がボテっとし始めます。下のイメージでは、左側よりも右側の方が、若々しく引き締まって見えます。
輪郭を引き上げる、中顔面や下顔面を持ち上げる、皮膚皮下組織のハリを出す

当院では、顔の脂肪吸引・糸リフト・脂肪注入・ヒアルロン酸注入などを組み合わせることで、バランスの良い輪郭を作っていきます。
皮膚の余りが多い場合には、切るフェイスリフトがオススメです。
次に、パーツ別に解説していきましょう。
【美の基準】顔のパーツ別
① 額・こめかみ
額については、横から見た時のカタチを考えていきましょう。
女性っぽい額とは、なだらかなカーブが描けるもので、眼窩縁が分かりにくいもの。
一方、男性っぽい額とは、頭側は丸味を帯びており、中間は平坦っぽくなり、眼窩上縁が全体的に張り出しているもの。
もちろん、ハリツヤあってシワが目立たないと、綺麗な額にみえますよね。
こめかみは、ふっくらした方がいいですよね!
女性っぽい額と男性っぽい額

ふんわり凸な、こめかみ

当院では、額やコメカミの形成は、注入(脂肪またはヒアルロン酸)がオススメです。
特に脂肪注入の場合には、ボトックス併用すると、生着率アップしますよ!
② 眉・二重
眉毛の平均的位置は、男女で異なります。
眉下から骨を触れるまでの距離 男性 0mm, 女性 5mm

眉毛の形は、眉頭 ・眉山 ・眉尻 に分けると、理解しやすいです 。図で描いた眉毛は、キリッとし過ぎない落ち着いた印象を与えてくれますね。
理想的な眉毛の形

二重のカタチ
日本人好みの”ナチュラル二重”は、
- (皮膚を軽く引っ張った状態で)睫毛から5-7mm
- 目尻にかけて末広がり
だと考えております。
ピンクの横幅(眼裂幅)は約28mm。縦幅(眼裂高)は横の1/3のため、7-11mm。

似合わせ二重は、全体的な顔のバランスで決まります。理想的なカタチを断言することはできない理由ですね。
当院では、埋没法かは切開法まで対応可能です。
眼瞼下垂症と診断した場合には、保険適用での手術を積極的に行っております。
③ 目の下〜頬
横からみた時、”なだらかなSカーブ”がキレイの条件です。
また、目の下付近は、眼窩脂肪が張り出してないことが理想的です。
下眼瞼の、理想的なSカーブ

当院では、脂肪を除去する(眼窩内脂肪除去術)・移動させる(ハムラ法)・脂肪注入するetcの方法で、理想的なカタチに近づけております。
④ 鼻
まずは、目と鼻のバランスが大切。
目と目が近過ぎても、遠過ぎても、違和感を与えてしまいますよね。
鼻翼間距離は、内眼角間距離と等しく35mmくらいが理想

この上で、鼻そのものを見ていきましょう。
“鼻尖の位置 (鼻先の最突出点)” から始まり、鼻翼や鼻柱が続きます。
正面・側面から見た、理想的な位置関係


さて、どっちが綺麗にみえますか???
両側鼻翼基部と鼻柱基部との位置関係

3つで作られる三角形、これがACR (alar-columella relationships) です。
三角形、下向きの方が綺麗にみえませんか?
つまり、左側の方が綺麗に見えるはずです。
上向きだと、鼻翼の張り出しや丸みが強調されてしまいます。
さて、次は鼻を下面からみましょう。
下方から見た鼻の形状

様々な指標があり、理想とされる数値は存在するようです。
この中でも、鼻尖の高さは大切。理想は、鼻全体の高さの1/3とされています。
さあ、ANS・A・Tuで作られるラインを見てください。滑らかにカーブしてて綺麗ですよね。
ANSとTuを結ぶ直線の後方に、Aを含む上口唇の孤状ラインが描かれるのが理想的

当院では、ヒアルロン酸注入・鼻スレッドから鼻翼縮小・鼻尖形成・プロテーゼ挿入まで行っております。
⑤あご
一方、顎先の形について考えると、正面と側面に分かれます。
正面の形。
“全体的な、顔の形” で示した通り。女性の顎先は、卵形が理想的です。
しかし、男性の場合には、外側にもボリュームある方が良いかも。これは、四角っぽい顎先は、強くて男っぽい印象を
与えるためです。

側面の形。
美しい横顔を作るには、2つのポイントがあります。
・唇の位置が、Eライン上 or やや内側
・鼻柱と上口唇で形成される角度=90°

当院では、まず、硬いヒアルロン酸を用いて形成しております。特に、顎を短くして前に出したい場合には、オトガイ形成術(骨切り)を強くオススメ致します。
⑥くちびる
美しい唇の特徴は、
・ふっくらしてて、弾力がある
・乾燥していない
・ツヤがあり、血色がよい
・口角が上がっている
・輪郭が整っている

当院では、ヒアルロン酸注入をオススメしております。
全体的な、ボディの形とは?
「バランスの取れた体格とは?」と聞かれても、言葉で説明することは難しくないですか?
そんなときに、分かりやすい3つの指標 (BMI, WHR, SHR) が有名。
どれか1つだけではなく、3つの指標のバランスが大切です。
Body Mass Index の略。
計算方法は、体重kg÷(身長m×身長m)です。
異性に最も好まれる値は、22とされています。
BMI

Waist to Hip Ratio の略で、文字通り、ウエストとヒップの比率を表します。
WHRが 0.7 に近い女性を、男性は魅力的と感じるようです。
一方、WHRが 0.9 に近い男性を、女性は魅力的と感じるようです。
WHR

Shoulder to Hip Ratio の略で、肩とヒップの比率を表します。
理想的な値いは、1.3 と言われています。
SHR

【美の基準】ボディのパーツ別①〜⑤
① 二の腕
腕には、三角筋・上腕二頭筋・上腕三頭筋・脂肪組織があります。
上面では、三角筋と上腕二頭筋の境界が少し浮き出る、なだらかなラインが良いです。
しかし、下面では、全体的になだらかなラインが綺麗でしょう。

②腹部
腹部の特徴は、何と言っても、内臓臓器・内臓脂肪でしょう。
これ以外には、腹直筋・外腹斜筋があり、これら筋肉の上に皮下脂肪が乗っかっています。

それでは、理想的な腹のカタチとは??
やや斜めから見た時、上腹から膝上にかけて、S字だとスリムさを強調できます。
側面から見た時、平らな方が綺麗に見えるでしょう。

また、筋肉の輪郭が出ると、力強い印象となります。これは、男性に好まれる傾向にありますね。

③ 太ももから足
太ももから足にかけては、筋肉と脂肪がメインとなります。
臀部・大腿以下に区分して考えていきましょう。
臀部
大転子という矢印で示した部位が目立ち、四角っぽいカタチをしていると、男っぽい印象となります。
一方、大転子が目立たず、丸っぽいカタチをしていると、女性っぽい印象となります。

大腿以下
大腿・下腿、内・外に区分して考えていきましょう。
- 大腿内は、上1/3凸・中1/3凹・下1/3凸
- 下腿内は、なだらかな凹からの、腓腹筋の張りによる凸
- 大腿外は、なだらかな凹からの、腓腹筋の張りによる凸
- 下腿外は、なだらかな凸
というラインが綺麗に見えるでしょう。

横から見た時も、なだからなラインだと、綺麗に見えますね。
④胸
胸のカタチについては、好みが分かれる部分だと思います。
飽くまで一般論ですが、綺麗な胸のカタチ3条件を考えてみます。
1つ目。左右鎖骨の中点・左右バストトップを結んだ時、正三角形となること。
例えば、バストが下垂していると、二等辺三角形に崩れます。
2つ目。バストトップを基準に上下と分けた場合、バストのボリュームが45:55となっていること。

3つ目。いわゆる、お椀型であること。
左から順に、 お皿型 (膨らみが控えめ) ・お椀型 (理想的な形) ・ヤギ型 (ハリが少ないタイプ) ・半球型 (日本人に1番多い) ・円錐型 (ボリュームとハリがある) ・釣鐘型 (大きめで垂れている)

他部位とのバランスも加味して、自分なりの理想形を考えることが最も大切でしょうね。
⑤ 前脇・背部
もちろん、滑らかなラインが綺麗でしょう。
ブラファット・背部の皮下脂肪が目立つと、下着からはみ出る結果、シルエットを崩してしまいます。

当院では、脂肪吸引と脂肪注入で、ボディの輪郭を整えることを得意としております。
ぜひ、お気軽にお問合せください。