クマ取り
目の下に出現する“クマ” の正体は、色調変化と膨らみです。
黒ずみは、ピンクなどの明るいカラーとは違い、目の下に”暗い”印象を与えてしまいます。
一方、目の下の膨らみは影を作ってしまいます。
嬉しいことに、目の下にある黒ずみ・膨らみが改善されれば、とっても若返って見えるのです。
次のような悩みはありませんか?
・疲れてないのに、「疲れてる?」と言われてしまう
・「顔が暗い」と言われる
・実年齢より年上に見られてしまう
SSCのクマ治療について
下北沢スキンクリニックではクマ治療に力を入れてます。以下のような治療法を準備しており、症状に合わせて、治療法をカスタマイズして参ります。
・経結膜的下眼瞼脱脂術 (下眼瞼脂肪除去のみ)
・経皮的下眼瞼脱脂術 (下眼瞼脂肪除去+除皺)
・表ハムラ法(下眼瞼脂肪再配置+除皺)
・裏ハムラ法(下眼瞼脂肪再配置のみ)
・マイクロファット脂肪注入(目の下〜ゴルゴ)
・ナノファット脂肪注入(目の下〜ゴルゴ)
・プルリアルデンシファイ (肌育注射)
・Piamo (クアトロ+チェロ)
治療法については、各ページでご案内致します。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
クマの原因
目の下にあるクマの正体は色調変化と膨らみですが、もう少し詳しく書くと次の3つになります。
・膨らみによるもの
・黒ずみによるもの
・血流不足によるもの(うっ血)
膨らみによるクマは、最も分かり易いでしょう。
膨らみの実体は、眼窩脂肪。眼窩隔膜の下に認められる、深層の脂肪となります。
脂肪の突出を強調する要素として、目周り組織のタルミ・支持靭帯(tear trough)のタルミ・眼窩の萎縮(拡大)などが知られています。


黒ずみによるクマは、シミをイメージすれば分かりやすいかも知れません。
このタイプのクマは、茶くまと表現されることが多く、正体はメラニン沈着になります。
特に、目の下は皮膚・皮下脂肪が薄いエリア。紫外線・摩擦などの刺激を受け、メラニンが溜まりやすいエリアなのです。

最後に、血流不足によるクマは、最も分かりにくいかも知れません。
鮮赤色を呈する酸化ヘモグロビンが減少する結果、現れてくるクマとなります。
このタイプのクマの一因は、長時間のVDT (visual display terminals) 作業による眼輪筋過緊張が考えられます。スマホやPC画面を見る時間が長くなると、このタイプのクマが現れてきます。
クマ治療の考え方
ヒアルロン酸または脂肪を注入し、膨らみを目立たなくする方法は簡便です。注入のみは適応が限られ、皮膚のタルミがなく膨らみの軽い30-40代前半となります。
また、Piamo(当院採用の高周波医療機器)や脱脂術で眼窩脂肪を減らす施術は、世間で言う “クマ取り”に相当します。
実は、膨らみは無くなったものの、”のっぺりした目元になった”という悩みも増加しています。目の下〜ゴルゴラインにかけて滑らかな曲線を描けていないと、かえって疲れた印象に見えてしまうからです。

こういったボリューム不足の場合には、ヒアルロン酸や脂肪を注入して、綺麗なカーブを作ることができます。

残念ながら、膨らみ取りや注入もしたのに、”結果がイマイチ”ということもあります。これは、靭帯によって引き込まれて出来る深いシワが目立つからです。
深いシワの正体は、目の下に存在する、Tear trough ligament・Orbicularis retaining ligamentと呼ばれる靭帯組織。改善策としては、これらを手術的に剥がすことで解消することができます。
表または裏ハムラ法は、靭帯剥がしだけではありません。脂肪の再配置をすることによって、再癒着を予防し、脂肪注入と同じようにボリュームまでも作り出すことができるのです。

1番難しく悩ましいテーマは、黒ずみ(色素沈着)・うっ血によるクマではないでしょうか。目の下皮膚は、人体組織の中で最も薄いため、凹付きやヤケドを起こしやすくなっています。
当院では、ナノファット(脂肪を細かく砕いた、絵の具のような脂肪)やプルリアルデンシファイを注入して治療します。
クマの悩みは、抱え込まずに相談を
上記で解説した通り、クマ治療をする上で最も大切なことは適応を見極めることです。年齢に関わらず、注入だけで改善できる方もいれば、靭帯剥がしまで必須な方までいます。
このような理由から下北沢スキンクリニックでは様々な治療法に対応し、個々の症例によってカスタマイズできる体制を整えております。
お気軽にご相談ください。
ご質問
Q1 : tear trough depression とは何かですか?
A1 : 眼窩下縁内側から眼窩下縁に沿って瞳孔中心線まで続く陥凹を指します。解剖学的な名称について、図解してみました!よかったら、参考にしてください。

Q2 : 色クマって何ですか?
A2 : クマを色味の種類で分けて呼んでおり、色クマと呼ばれています。黒・紫(赤+青)・チャレンジングに分かれます。黒の原因は、眼窩脂肪の突出・下眼瞼溝の凹み。紫の原因は、眼輪筋の透見(赤)と皮下静脈叢の透見(青)。茶の原因は、慢性的な刺激による色素沈着とされています。
Q3 : くま取り後のダウンタイムが不安です。術後の冷やし方、教えてください。
A3 : クマ取り後のクーリングは特殊、冷えピタなどのシール型冷却剤が有効でしょう。脂肪注入をした部位にも同様に貼ると、生着率が向上すると言われています (内出血を減らす・注入した脂肪細胞の代謝を下げる)。目周りのカーブに沿ってカットして貼れるので、とーっても楽チンですよね。
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