裏ハムラ法

注入治療や脱脂術(いわゆるクマ取り)だけでは、特に目頭側(内側)の靭帯シワが残ってしまうケースがあります。これの正体は、Tear trough ligament やOrbicularis retaining ligamentと呼ばれる靭帯の輪郭が、皮膚にうっすら見えてるものです。

過剰に脱脂だけされてしまうと、ハムラ法ができなくなってしまうことも多いです。

クマ治療を悩まれた時点で、ぜひご相談ください。

裏ハムラ法のイメージ図

裏ハムラをオススメしたい方

・目の下の膨らみはもちろん、その下の凹みが強調されている方

・皮膚のたるみ・小ジワは気にならない方

・目の下にキズアトを作りたくない方

ハムラとは? 

ハムラ法は目周りに存在するTear trough ligament やOrbicularis retaining ligamentと呼ばれる靭帯を剥がし、同部に眼窩脂肪や眼窩隔膜を敷き詰める手術法です。

ハムラ法のイメージ図
Screenshot

(左) TRL, ORLといった靭帯組織を剥離

(中) 眼窩隔膜を切開し、眼窩脂肪を同定

(右) 眼窩脂肪を尾側に固定

手術手順

①結膜切開からアプローチ。

TRL, ORLといった靭帯組織を剥離。眼窩下縁より尾側にポケットを作成。

③眼窩隔膜を切開し、眼窩脂肪を遊離。眼窩脂肪を、作成したスペースに充填。

オススメしたい併用施術

裏ハムラのみでは、ほうれい線周りにある重みをまでリフトアップさせることは困難です。そこで、中顔面リフト+糸リフトを施行すると、さらに若返り効果を出すことが可能となります。また、ナノファット脂肪注入を行うと、色素沈着によるクマを改善させることが可能です。

術後について

術後3日間のクーリング、3日間のテーピングは大切です。1週間後くらいから、腫れは急速に引いてくるイメージとなります。また、術後の腫れが強いと、睫毛内反(睫毛が眼球に刺さる症状)となるリスクがあります。

まとめ

・施術時間 : 3時間

・ダウンタイム : 腫れ・内出血は約2週間。完成の1つの目安は3ヶ月です。

・主なリスク : 眼瞼外反、左右差、知覚鈍麻、キズアト、など

・麻酔 : 基本的には静脈麻酔 (局所麻酔でも可能)

・シャワーや入浴 : 創部以外は、24時間以降から可能。創部を直接濡らして良いのは術後3日目から。

症例写真

料金

料金表ページをご参照いただくか、直接お問い合わせください。

よくあるご質問

Q  顔表面への傷が気になるので、まぶた裏からのハムラ法を希望しています。表面からする場合とどう違うのでしょうか。

A 瞼の裏からのする方法を経結膜法、皮膚側から行う方法を経皮法と呼びます。経結膜法の最大のメリットは、皮膚側にキズがつかない点です。逆にデメリットは、弛んだ皮膚の切除ができないこと、手術視野が狭く操作が困難な点です。一方で、経皮法のメリットは、あまった皮膚を最後に切除することができる点と、視野が広く確実な操作がしやすい点です。逆にデメリットは、キズアトと外反のリスクと言えます。幸いなことに、目元の傷は将来的には非常にきれいに治りますので、目元の皮膚に傷がつくというデメリットはそれほど大きな問題ではないと考えております。

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