脂肪豊胸
脂肪豊胸とは?
脂肪豊胸とは、ご自身の皮下脂肪を注入して、バストのボリュームアップとハリを出す施術です。脂肪を注入するためには、カラダから脂肪を取る必要性があります。つまり、脂肪吸引して、採取した脂肪を加工した後、コンデンスリッチファットとしてお胸に注入するのです。
「異物感なくナチュラルに変化を出したい」という希望を叶えるには、脂肪注入が適してます。施術を迷っておられる方は、ぜひ、カウンセリングにいらしてください。
メールでのご相談 : info@shimokitazawa-skin.com
SSC式脂肪豊胸の特徴
- 痛みに最大限配慮する
- SSCのオリジナル技術を駆使する
- 充実したアフターケア
知っておきたい、お胸の構造

乳房は、皮下脂肪・乳腺・大胸筋・肋骨・肺という構造物から成り立っています。乳房の中心には乳頭があり、乳管が乳腺と連続します。この立体構造を意識するだけでも、手術への理解が深まることでしょう。
脂肪豊胸術の流れ
①目的部位のデザイン

脂肪吸引する部位・脂肪注入する部位をデザインします。仕上がりをイメージして、詳細にデザインします。こちらの症例では、腹部3部位(上腹・下腹・ウエスト)から脂肪採取し、採取した脂肪をコンデンスリッチファットとしてお胸に注入します。
②麻酔

脂肪吸引及び脂肪豊胸するためには、”ボーッとした状態”を作り、痛みを取ること” がとても大切と考えています。
これを叶えてくれるのが、静脈麻酔と局所麻酔の併用です。点滴から眠くなる薬(静脈麻酔薬)を投与した後、ボーッとした状態で局所麻酔を撒き、さっと痛みを取ってしまいます。施術中は、痛みや寒さで起きることがないよう、しっかりと麻酔管理していきます。ご安心ください。
③ 注入用脂肪の採取・加工・注入
当院オリジナルの方法で加工し、脂肪を注入します。
当院のオリジナル技術 - 脂肪の採取と加工-
- オリジナル脂肪吸引
- コンデンスリッチファット(脂肪豊胸専用の脂肪)を作成
- ミルフィーユ状の脂肪注入術
それぞれを解説していきます。
オリジナル脂肪吸引
当院での脂肪吸引の特徴は、次の3つです。
患者さんのご要望を活かしたデザイン、痛みに最大限配慮するリラックス麻酔法、左右差とボコ付きに注意するオリジナル吸引法。
脂肪吸引については、別ページで詳しく解説していますので、こちらを参考にしてください。
脂肪は、吸引した段階で程よく砕かれていると、注入に最適となります。

このため、カニューレは、注入に最適の、穴が細かいタイプを使っていきます。
3種類の注入用脂肪を作成

注入するエリア・深さによって、脂肪の質を変えることが大切です。
脂肪の質とは、次のようなイメージ。
吸引直後の、ゴロゴロした脂肪。これを砕いたドロドロした脂肪。さらに砕いたサラサラした脂肪。
当院では、脂肪注入に特化した器具を用いて、3種類の注入用脂肪をオリジナル作成します。
ミルフィーユ状の脂肪注入術

ミルフィーユって何層にも分かれていますよね。
当院では、ミルフィーユみたいに積み重ねるイメージで脂肪注入していきます。
注入する部位により、深さや量は変動します。
脂肪注入における2つのリスク
主なリスクは、シコリと凹凸の2つでしょう。
1つ目のリスクであるシコリ。これは、術後3ヶ月以内の、注入エリアの硬結とは区別するように気をつけましょう。いわゆるシコリは、術後3ヶ月以降の、ある程度落ち着いた時期に気付かれます。皮膚をグッと押すと、コリコリとした腫瘍の様に触れる感じです。残念ながら一定の確率で発生すると言われています。臨床的には、エコーで確認できるので、お悩みでしたら当院にいらしてください。
2つ目のリスクである凹凸。これは、浅いエリアに適量以上注入すると、起きてしまいます。脂肪はヒアルロン酸の様に溶かせないため、外科的切除術が必要になります。こちらも、お悩みでしたら当院にいらしてください。
ダウンタイムについて
痛みへの対処法
周術期は点滴から痛み止めを投与しますので、術後の一定期間は痛みがコントロールされます。クリニックから処方される痛み止めは、痛みが強くなるまで我慢するのではなく、「少し痛くなってきたな」と感じるタイミングで服用してください。
内出血・むくみへの対処法
内出血やむくみは、手術翌日にピークを迎えた後、ゆっくりと引いていきます。内出血は、最初は濃い紫色ですが、時間と共に黄色に変化し、約2~3週間で自然に体に吸収されていきます。脂肪吸引部位には、医師の指示に従い圧迫着をご着用いただきます。これは、脂肪がなくなったスペースに血液やリンパ液が溜まるのを防ぎ、強い腫れや内出血を抑制するためです。仕上がりを滑らかにする効果も期待できます。術後1週間以降は、患部を温めることで循環が改善し、むくみの回復が早くなります。ピアモのチェロは、深部まで効果的に温めるのに優れています。
脂肪吸引後の拘縮への対処法
術後3週間頃から硬縮(脂肪吸引部位の皮膚が硬くなる現象)が始まりますが、これは治癒過程の正常な反応です。この時期からのマッサージやストレッチは、医師の許可を得てから開始してください。自己判断で早く始めすぎると、かえって炎症を長引かせる可能性があるため注意が必要です。拘縮も内出血同様、患部を温めることで循環が改善し、むくみの回復が早くなります。ピアモのチェロは、深部まで効果的に温めるのに優れています。
日常生活で気をつけるべきこと
術後の水分や食事
むくみはありますが、ポカリスエットのような栄養ドリンクを摂取することが脱水を防ぎます。水分を摂り適度に動くことで回復が促進されます。また、体内の塩分濃度が高いとむくみの原因になるため、塩分の多い食事は避け、薄味を心がけてください。体内の余分な塩分排出を助けるカリウムが豊富な、バナナやほうれん草・海藻類・アボカドなどを積極的に摂ることも効果的です。
タバコやアルコール
ニコチンの作用で血管を強力に収縮させ、脂肪細胞への血流を著しく低下させます。つまり脂肪細胞に十分な酸素や栄養が届かず、定着率が大幅に低下します。アルコールは炎症を悪化させたり、脱水状態を引き起こして血流を滞らせる原因にもなります。理想を言えば、術後3ヶ月間・術前1ヶ月間の禁煙・禁酒が望ましいです。
最も大切なバストケア
バストに強い圧がかかると、血の流れが悪くなり、脂肪細胞がうまく生き残れずにダメージを受けてしまうことがあります。特に寝ている間は無意識になりやすいため注意が必要です。体重でバストを押してしまう「うつ伏せ寝」は、必ず避けるようにしてください。また、横向き寝も片側のバストに負担がかかりやすく、形の崩れや血行不良につながる可能性があります。術後1ヶ月間は、できるだけ仰向けで寝ることを心がけましょう。体の両脇にクッションを置いたり、膝の下に枕を入れたりすると、仰向けの姿勢が楽に保ちやすくなります。
ワイヤー入りのブラジャーは、バストの下を強く押してしまい、血の巡りを妨げることがあります。そのため脂肪が定着しにくくなる可能性があります。術後3ヶ月間は、ワイヤーのないブラジャーや、締め付けの少ないスポーツブラ、カップ付きキャミソールなどを選び、バスト全体をやさしく包み込むように支えてあげてください。大きく揺れてしまうと、できたばかりの細い血管に負担がかかるため、ノーブラで過ごすこともおすすめできません。
術後のダイエットは控えてください。注入した脂肪も、あなたの体の大切な一部です。ダイエットで体全体の脂肪が減ると、バストの脂肪も一緒に減ってしまいます。特に最初の1ヶ月は、体重が減らないよう意識してしっかり食べましょう。栄養バランスを気にすることが基本ですが、おやつやアイスなど、食べやすい物を取り入れても問題ありません。その後、完成までの最低3ヶ月間は体重をできるだけ維持してください。食事内容が気になる方は、鶏肉・魚・大豆製品などのタンパク質、アボカドやナッツ類などの良質な脂質、そして緑黄色野菜や果物に含まれるビタミンを意識すると、体の回復をやさしくサポートできます。
実際の時間経過(症例)
何と言っても気になる部分だと思います。太もも(外側)と腹部(全体)から脂肪吸引した後、脂肪豊胸した症例を参考にみてください。この症例では、右乳房へ160cc, 左乳房へ190cc注入しております。







まとめ
- 施術時間 : 約1時間30分 (コンデンスリッチファットファット作成〜注入完了まで)
- ダウンタイム: 腫れ・内出血は2週間程度で落ち着きます。生着には3ヶ月ほど要します。
- リスク: しこり、凹凸、感染など
- 麻酔 : 静脈麻酔
- シャワー・入浴 : シャワーは翌日より可能です。体の脂肪吸引をされた方は抜糸まで入浴をさけシャワー浴にしてください。
- 術後の注意点 : 安定する3カ月間は、意識的に仰向けで寝るようにしてください。
メールでのご相談 : info@shimokitazawa-skin.com
症例写真
よくあるご質問
脂肪注入の定着率は、どのくらいでしょう
定着率は、一般的に30-80%と幅広いです。何故かと言うと、術後の安静・冷却、喫煙の有無・注入部位によって、かなり左右されるためです。つまり、動く部位や血流を悪くする行為は、正着率を下げてしまいます。
一方で、脂肪注入で影のでき方が変わるだけでなく、皮膚感も変わります。生着率とは違った意味合いで効果を実感できるのではないでしょうか?
脂肪注入したのですが、盛り上がってシコリっぽくなってます。修正することは可能ですか?
注入部位は、施術後3ヶ月ほど、硬く触れることがあります。同時に、脂肪は幾分吸収されるため、盛り上がりが軽快していくことが多いです。特に、”シコリ” という表現は慎重に使いたいですね。さて、切らない修正法としては、ステロイドが効果的であるのは間違いないです。しかし、感染を起こしている状況で使うと、逆に悪化させてしまいます。また、皮膚にも影響を及ぼすため、毛細血管を透見させたり、凹ませてしまいます。
注入する脂肪に、人工的な成長因子(フィブラスト)を加えると、良いですか?
結論から言うと、シコリ形成のリスクが上がるため、オススメできません。フィブラストは、難治性皮膚潰瘍に用いられる薬であり、パワーが非常に高く、良い薬です。しかし、美容目的で用いると、過剰なコラーゲン増殖を来たし、シコリのようになってしまうケースがあります。
脂肪豊胸後、脂肪吸引した部分にピアモ(チェロ)すると、脂肪の生着率が下がりますか?
ピアモ(チェロ)を行うと、”カラダの代謝が上がるため、注入脂肪の生着が下がる” という考え方があるようです。しかし、経験上、吸引部のダウンタイム軽減に良いのと、注入脂肪の生着には影響を及ぼしてるように感じません。
お胸に脂肪注入する場合、何ccくらい注入できますか?
吸引させていただく部位から最大限に吸引します。そして、適切に濃縮した脂肪(コンデンスリッチファット)を、最大限に注入します。あえて〇〇ccとは書かない理由は、採取できる皮下脂肪量は異なるため、注入する脂肪の濃さは均一にはならないためです。
脂肪豊胸したいのですが、脂肪吸引3部位とはどこを指しますか?
注入に適した、近隣の3部位を選ぶことがポイント。これにより、部分痩せを叶えることができます。腹エリアであれば、①上腹・下腹・ウエスト、②腰・背中上・背中下。太ももエリアであれば、⓷外・後・臀、④上内・下内・後。二の腕エリアであれば、 ⑤二の腕・肩・付け根。つまり、①~⑤のうちから1つを選択することになります。ただし、違うエリアから組み合わせることはNG。例えば、下腹・二の腕・上内みたいな組み合わせは不可となります。

このページの監修医
院長
保坂宗孝
略歴
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2006年
東邦大学医学部医学科卒業、東邦大学医療センター佐倉病院形成外科 -
2011年
大阪回生病院形成外科 -
2017年
精神神経科 -
2020年
共立美容外科分院院長 -
2022年
ガーデンクリニック分院院長 -
2023年
ガーデンクリニック本院院長 -
2025年
下北沢スキンクリニック開院
資格
- 日本形成外科学会認定形成外科専門医
- 日本美容外科学科認定美容外科専門医(JSAPS)
- 精神保健指定医
所属学会
- 日本形成外科学会
- 日本美容外科学会(JSAS,JSAPS)
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