ホクロ除去

当院の特徴

当院ではホクロ治療については、手術又は、ラジオ派メスにてご案内しております。

どちらの治療が適応かは、診察・カウンセリング後に医師の見解と患者様のご意向をご相談してから実施となります。内容次第では保険適用可能になります。(自費診療の際は、主にラジオ派メスによる施術をご案内しております。)

ホクロとは

一般的には大小様々で、平坦なものから隆起したもの、色味も黒から肌色に近いものもあります。また、生まれつきあるものと、後から出てくるものがあります。基本的には悪性を疑わない場合は経過観察で問題ありませんが、特に隆起性のものなど、引っかかって出血を繰り返してしまうなど生活への支障が大きい場合は切除もご提案しております。悪性の有無については、当院では専門医が診断を行った上で判断しております。拡大傾向にある、濃くなったなど気になる症状があれば、早めにご相談ください。

治療について

ラジオ派メス(サージトロン)

ラジオ派メスは高周波の電気エネルギーを用いて皮膚の病変を取り削ることができる治療になります。周辺組織へのダメージが少なく、傷跡が残りにくいという特徴があります。小さく平坦なホクロについては局所麻酔後に、ラジオ派メスで取り除く方法をご提案しております。(自費診療となります)縫合はせず、傷が自然に盛り上がって塞がるまで、約10日〜2週間程かかります。治った直後は赤みが出ますが、通常3〜6カ月で周囲の皮膚に馴染んでいきます。

手術

基本的に保険診療となります。大きいホクロや、病理学的な検査が必要だと判断される際などに行います。局所麻酔後、メスを使って切除し、縫合し、1~2週間後に抜糸します。抜糸後は傷をよりきれいに治すためにテープ固定も推奨しております。2,3か月は傷の赤みや盛り上がりを感じる可能性がありますが、通常3~6か月で徐々に馴染んでいきます。

よく似た病気

脂漏性角化症

『老人性いぼ』とも呼ばれます。紫外線などによる肌の老化が原因であり、シミとの鑑別になることもあります。保険診療の場合は液体窒素での治療になります。除去による色素沈着のリスクを最小限にしたい場合は、自費診療でのラジオ派メスによる施術がおすすめです。

皮膚線維種

表面が茶色味を帯びている場合、ホクロと勘違いされていることがあります。虫さされや、外傷などがきっかけで出現することもあります。保険診療による切除となります。

基底細胞癌

顔面に好発する、頻度の高い皮膚がんです。ダーモスコピーにて特徴的な所見が幾つか見られます。疑う場合は大きさや部位によっては、まず皮膚生検を行い診断を確定させます。皮膚がんになりますので、完全に切除する必要があり、保険診療となります。

悪性黒色腫(メラノーマ)

注意すべき疾患です。転移しやすく、進行すると治療に難渋し予後不良になる可能性があるため、早期に発見する必要があります。日本人では足底に発症しやすいと言われております。ダーモスコピーでいくつか疑われる所見が見られる場合は、大学病院やがんセンターに紹介となります。

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