しみ、くすみ治療

しみ、くすみとは?

一般的に、多くの方が『しみ』と称しているお肌の状態の中には、様々な症状が含まれています。専門的には老人性色素斑や、少し盛り上がりのある脂漏性角化症、肝斑、後天性真皮メラノサイトーシス、炎症後の色素沈着など、お肌において茶色く見える物の正体は種々あり、時として一見だけでは正確な診断が困難なこともあります。一方で、『くすみ』とは、相当する医学的用語はなく、全体的な肌の色調の悪化などを総称している場合が多い印象です。ここでは『しみ』について記載いたします。
当院の特徴
医師によるカウンセリング
当院では必ずお肌の治療をする際は、画像診断機を使って医師のカウンセリングを行ってから治療を行います。また、お顔以外のシミについても治療実施しております。料金は部位や範囲によって変わってきますので、顔だけはなく、体についても気になるシミや黒ずみがある方は、一度カウンセリングで御来院ください。

シミ一点に目がいってしまい、全体のお肌の状態が見えていないことはよくあります。また、表面上明らかに浮き上がってきていないお肌の環境を見ながら、治療を計画していくことはとても大切です。画像診断機の写真を一緒に確認しながら、治療をご提案していきます。
原因
『しみ』には先述のように様々な種類があり、それぞれできる原因が異なっております。全てに共通して紫外線や肌の慢性的な刺激による炎症は悪化因子となっており、発症・再発防止のために日常避けた方が良いものになります。お肌の慢性的な痒みやニキビなどの肌荒れは色素沈着化するリスクもあり、既存疾患への適切な治療の介入は非常に重要になります。その他、ホルモンバランスの変化や基礎疾患の内服薬なども、影響することがあります。このシミは一体何なのか?というお悩みがある方も、お気軽にカウンセリングで御来院いただければと思います。
種類と当院の治療選択
老人性色素斑
顔や腕など日光に晒されてきた部位に出来やすく、スポット照射が効果的です。数が多く、お顔の広範囲に広がるものは1回の治療効果としてはスポット照射よりマイルドになりますが、その分ダウンタイムが短いルビーフラクショナルもお勧めです。濃いものの場合は複数回の治療が必要になったり、また一定の割合で、照射後色素沈着が生じることがあり、施術後のホームケアも重要になります。
雀卵斑
いわゆる「そばかす」です。遺伝的要素が強いと言われております。妊娠時に増悪することから女性ホルモンとの関係が示唆されています。数mm大の小さい褐色斑が多数散在する傾向にあり、ルビーフラクショナルは効果的です。ダウンタイムの可否によってはスポット照射もご案内しております。日焼けによる再発率が高いので、治療後の紫外線対策はやはり重要になります。
肝斑
『しみ』治療の中で、程度によっては一番治療に難渋し、長期戦になる可能性があります。女性に多く、ホルモンバランスが関連し、紫外線や物理的な摩擦刺激、化粧品による慢性的な刺激も影響します。典型例であれば左右対称性で、頬骨部などに境界不明瞭に現れますが、他の色素斑との合併しているものや、非典型例の場合、経過を追う中で明らかになるものものあり、常に注意を払う必要があります。治療としては、疑わしい原因がある場合、まずはその除去が重要です。トラネキサム酸の内服、ハイドロキノンやビタミンA誘導体の外用が有効なことがあります。外用剤は刺激による炎症に注意が必要です。ピーリングとエレクトロポーションの併用や、ピコトーニングもお肌の状態を診ながらご案内しております。
後天性真皮メラノサイトーシス
多くは20歳以上に初発する顔面色素斑で、頬骨部、こめかみ部、鼻根部、鼻翼部、眼瞼部、前額部が好発部位になります。多くは両側性ですが、片側性に発症することもあります。組織学的には真皮メラノサイトを認め、アジア民族特有の疾患と考えられています。太田母斑の一亜型という考えと、異なる別の独立疾患という意見もあります。肝斑との合併例も多く、太田母斑との鑑別が難しい場合もあります。スポット照射が治療選択肢ですが、肝斑などとの合併例の場合は、その他の治療を組み合わせていく必要があります。1回では取り切れず、複数回の治療を要することが多いですが、肝斑合併例では特に炎症後色素沈着(PIH)を起こしやすいので、治療のタイミングや間隔に十分注意する必要があります。PIH対策をきちんと行い、PIHが落ち着いたあとに、2回目の施術をすることをお勧めしております。
炎症後色素沈着
皮膚が何らかの刺激、損傷や炎症を受けた後に、その部位の全体または一部に発生した褐色調の色素病変です。中にはアトピー性皮膚炎の色素沈着のように、炎症が慢性的に持続しているものも含まれており、その場合は原因となっている刺激や炎症に対する治療の併用が必須になります。原因がはっきりしないもの、持続しているものについては、治療の介入による刺激で悪化しないよう十分注意する必要があり、ご提案する治療としては、肝斑治療に類似したメニューになります。
関連する疾患
- 扁平母斑
淡い茶色い境界明瞭な盛り上がりの無いあざです。多くは生まれつきに出ますが、思春期頃に発生することもあります。治療はスポットレーザー治療になります。扁平母斑はすべての方がレーザー治療で効果を感じるとは限りません。再発や、効果実感が薄い可能性もあります。当院ではその点ご説明した上で、多発している場合などは一度最小範囲から開始し、効果実感のご確認いただいてから継続加療についてご案内しております。
- 脂漏性角化症
老化により生じる「いぼ」であり、老人性色素斑から隆起してくることが多いとされます。保険診療では液体窒素加療になりますが、お顔にできたものなど、取った後の色素沈着を最小限に抑えたい場合はご希望に応じて自費診療によるラジオ派メスでの除去もご案内しております。
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当院は綺麗な内装で患者様がリラックスできる雰囲気となっています。またお通い易いように下北沢駅から徒歩1分の好立地にあります。
当院には医学博士や、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本形成外科学会認定形成外科専門医、日本美容外科学科認定美容外科専門医(JSAPS)、精神保健指定医などの専門医が在籍しています。そのため、あらゆる肌のお悩みや美容のお悩みに対応することができます。また当院の特徴としては保険診療だけでなく美容診療も行えるため、幅広いハイレベルな医療をご提供することが可能です。親しみやすいクリニックなので些細なお悩みでも一度ご相談にいらしていただければと思います。土曜日も診療しています。
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