埋没歴のある全切開手術
今回は、今までに埋没法を2回なさっている方の全切開手術を行いました。ご本人としては、『2回やっても緩んでしまってラインが浅いので、全切開でクッキリさせたい』というご希望でした。
そして、『埋没糸は取らなくても大丈夫なのか?』というご質問をいただいたので、こちらの症例で解説していこうと思います。
術前のマブタ。目を凝らして見ても、埋没の結び目は分かりません。 ”今ある二重ライン上に結び目があるんだろうな” と推測して手術を行いました。

皮膚を切開すると、予想通り、眼輪筋下に埋没糸が透けて見えました(黄色い矢印)。

続いて眼輪筋を切開すると、ハッキリと埋没糸が見えました(黄色い矢印)。

実際取り出した埋没糸。1つ目の糸は、瞼板・挙筋腱膜・皮膚眼輪筋を通糸されており、スルっと抜けました。しかし2つ目の糸は、周辺組織との癒着が強かったため、千切れてしまいました。

全切開手術を希望される場合には、埋没経験者が多いのが現実。しかも、2回以上の手術を受けられている方が増えています。
埋没糸は異物であるため、全切開の際に摘出することが望ましいです。しかし、周囲組織との癒着が強くて千切れてしまうことも多く、見つからないことすらあります。
最後に。埋没糸を完全に取り出さなくても、全切開手術をする上で支障にはなりませんので安心して任せてくださいね。
全切開については、以下のリンクを参照してください。