お顔のぶつぶつ①

加齢とともにお顔にイボのようなものができてきた、というお悩みよく伺います。

皆様が「イボ」と表現されるできものは、いくつか種類があります。(HPのイボのページもご参照ください)

その中で今日は「脂腺増殖症」についてのお話です。

脂腺増殖症

成熟した脂腺が増殖して隆起したものになり、中高年の方の顔面に好発します。色は、常色~黄白色調で、典型的なものですと、中心に凹みが見られます。基底細胞癌との鑑別がよく報告されており、必ず気になるときは皮膚科へ受診しましょう。

年齢やホルモン変化、日光などの環境因子が原因と言われています。男性ホルモンの影響で、脂腺の過形成が起こる機序や、年齢により男性ホルモンが低下するために、脂腺の活動性が低下することで、細胞の代謝活性化が低下し、過形成となる機序などが報告されています。またステロイドやシクロスポリンのような免疫を抑制する治療薬の影響も示唆されています。

治療方法

外科的に切除する方法、レーザーで除去する方法が主たる治療方法となります。基本的には整容的な意味合いでの治療になりますので、保険適応外診療となります。治療を行う上で、比較的再発リスクが高い点が特徴的となります。脂腺が少しでも残存すると、その部位から再度増殖してくるためと考えられます。しかし、すべて取り切る目的で深く除去すると、傷跡が深くなるリスクにもなります。その点について、しっかりとカウンセリングを行った上で施術を行います。

また、多発している方や、再発を繰り返している方にはイソトレチノイン内服という選択肢も、可能な方にはご提案しております。多発している方は、もともと脂性肌のお悩みも合併している方も多く、内服により併せてケアすることが可能になります。また傷を作ることなく、消退させ得るため、痛みを伴う施術が苦手な方や、傷痕が気になる方にとって、一つの治療選択肢となります。

小さなできものの除去ではありますが、術後の状態も予想し、リスクを共有しながら、どのような治療方法がよいかを相談しながらカウンセリングを行って参ります。何か気になるお顔の「イボ」があれば、お気軽にご来院ください。

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