ヒアルロン酸注入セミナーへの参加

GARDERMA社主催の、ヒアルロン酸注入セミナーへ参加してきました。指導医は、スキンリファインクリニックの篠原先生でした。注入手技を実際見て学ぶことができ、とても有意義な時間となりました。今回は、GARDERMA社のレスチレンという製剤について解説していきたいと思います。

とにかく安全性が高い、レスチレン

レスチレンは、世界で初めてFDA承認されたヒアルロン酸。歴史が長く承認されているということで、良い意味で研究し尽くされているのです。まず、天然に近い、シンプルな構造をしています。架橋率が1%と(他製剤と比べて)低く、過敏症発生率はかなり低いことで裏付けられています。

レスチレンの低架橋率を示したグラフ

また、高分子のため炎症誘発性も0.02%と低く、過敏症の発生率も0.02%と低値です。天然に近いためか、ヒアルロニダーゼで溶けやすい点はメリットでしかありません。

カタチを作るのに優れている

1つめ。レスチレンは、硬めの粘土みたいなイメージ。注入して、上から押し広げてカタチを作ることができるのです。

レスチレン製剤の硬度と流動性を示したグラフ

ゲル硬度が高く、しっかりとしたリフティング効果を期待できます。また、流動性が低いため、注入部位に留まります。2つめ。吸水性が低いため、仕上がりの予想がしやすいのです。

まとめ

レスチレンは、ナーシャテクノロジーを採用している製剤。

 NASHAテクノロジーにより、レスチレンには以下のような特性があります。

  • 人工的架橋の架橋率は、最小限の約1%
  • 安定化ヒアルロン酸分子の3次元ゲルネットワークによる、高いゲル硬度
  • 粒子サイズを均一化
  • 体内に存在する天然ヒアルロン酸との類似構造
  • 非動物由来の安定化ヒアルロン酸フィラーとしてFDAで初めて承認された製品
  • 25年間100カ国以上で、5000万回以上の施術実績(20221月時点)
ナーシャテクノロジーによるヒアルロン酸構造

レスチレンを導入するに当たり

下北沢スキンクリニックでは、糸リフト・脂肪吸引・ボトックス・RF医療機器(Piamo)・医療レーザー(Dicovery Pico) を併用し、様々なお悩みにアプローチして参ります。

ぜひ、お気軽にご相談ください。 

ご予約はホームページよりお願い致します。

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