臭いを治療することは、心を守ることにつながるのか?
「ワキガの手術は、何歳から受けられますか?」
下北沢スキンクリニックには、このようなご相談を数多くいただきます。
ご相談されるのはご本人だけではありません。
「子どもが学校で臭いを気にしている」
「友達から指摘されて以来、人前に出ることを嫌がるようになった」
「デオドラントを毎日使っても臭いが抑えられず、自信を失っている」
このような、お子様を心配する親御様からのご相談も少なくありません。
思春期は、一番臭いが強くなる時期
ワキガによる臭いは、主にアポクリン汗腺によるため、思春期にホルモンの影響を受けて臭いが強くなることが多くあります。
一方で、この時期は多感な時期でもあります。
学校生活の中で臭いを指摘されたり、からかわれたりすることがきっかけとなり、人間関係に悩み、不登校や自己肯定感の低下につながってしまうケースもあります。
今の時代でも、残念ながら”いじめ”は決してなくなっておらず、むしろ陰湿化しています。
一度 “不登校” になってしまうと、家族-本人-学校による多角的な話し合いを要します。 ”復帰”するにはかなりの時間と労力を要します。
だからこそ、私たちはワキガを単なる臭いの問題ではなく、「心」に関わる重大な問題として捉えています。
成長途中で手術を行うという選択
下北沢スキンクリニックでは、治療するなら確実な方法をオススメしており、若い方に対しても皮弁法によるワキガ手術を行っています。
しかしながら、もちろん、成長段階で手術を行うことにはデメリットがあります。
アポクリン汗腺は成長とともに変化するため、将来的に臭いが再発する可能性を完全には否定できません。
また、「いつ」「どの程度」再発するのかについては、個人差が大きく、明確には分かっていないのが現状です。
それでも私たちは、手術を選択する意味があると考えています。これは現状ある”臭い”を抑制することで、少しでもプラスの方向に働くことが多いためです。
一番つらい時期を乗り越えるために
もし、思春期という最も臭いが強く、周囲の目を気にしやすい時期を乗り越えることができたなら。
もし、学校生活を笑顔で送り、自分に自信を持ち、人との距離を気にせず生活できたなら。
これらの時間には、大きな価値があるのではないでしょうか。
「将来、また臭いが出てしまうかもしれない。」
その可能性があったとしても、心に深い傷を残してしまう前にできることがあるのであれば、その選択を一緒に考えたい。
私たちは、このような思いで診療を行っています。
デオドラントで改善しない方へ
もちろん、生活習慣の工夫・デオドラント製品・保険診療薬などで改善する方もいらっしゃいます。
しかし、
「毎日ケアをしているのに臭いが気になる」
「制汗剤では十分な効果を感じられない」
「せっかく治療するなら、できるだけ確実な方法を選びたい」
という方も少なくありません。
そのような方に対して、皮弁法は現在でも根本的な治療法の一つとして選択されています。
しかし、皮弁法であっても、100%臭いがなくなることを保証できる訳ではありません。
体質や皮膚の状態によっては、残留臭を感じる場合や、将来的に臭いが再び気になる可能性もあります。
だからこそ、メリットだけではなく、限界やリスクについてもしっかりご説明した上で治療を選択していただくことを大切にしています。
私たちが大切にしていること
ワキガ治療は、臭いだけを治療するものではありません。
“臭い” によって失われかけている笑顔・自信・学校生活、そして未来を守るための医療でもあると私たちは考えています。
「できることは、やってあげたい。」
そんな患者様やご家族の思いに、私たちも真摯に向き合いたい。
下北沢スキンクリニックは、一人ひとりの人生に寄り添います。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
腋臭症について詳しく知りたい方は、以下のホームページをご覧ください。
https://shimokitazawa-skin.com/menu/prs/wakiga/