ワキガは何歳から?思春期のにおいに気づいたとき、受診を考える目安
「子どもの脇のにおいが気になる」「本人が悩んでいるけれど、何歳で受診すればよいの?」。思春期のお子さまを持つ方から、こうした相談をいただくことがあります。
ワキガ(腋臭症)は、年齢だけで診断や治療の時期が決まるものではありません。においが気になり始めたときに、まず知っておきたいことをお伝えします。
ワキガは思春期ごろから気になりやすくなる
脇には、においのもととなる成分を含む汗を分泌する「アポクリン汗腺」があります。この汗腺は思春期に発達するため、第二次性徴の時期から脇のにおいが目立ってくることがあります。ただし、始まる時期や程度には個人差があります。
そのため、「何歳からならワキガ」「この年齢なら手術が必要」と一律には言えません。汗の量や衣服の黄ばみだけで決めつけず、においの状態や本人の困りごとを含めて医療機関で相談することが大切です。
受診を考えるのは、本人の困りごとが続いているとき
たとえば、次のような悩みが続く場合は、診察で相談できます。
- 周囲ににおいを指摘され、学校や部活動で気持ちが落ち着かない
- 制汗剤や着替えなどのセルフケアを続けても、本人の負担が大きい
- 衣服の脇の黄ばみやにおいが気になる
- 本人が治療について知りたい、相談したいと希望している
脇のにおいには、汗や皮膚の状態など別の要因が関係することもあります。保護者や本人だけでワキガと決める必要はありません。医師が経過や症状を確認し、必要に応じて診察やガーゼを用いたにおいの評価などを行います。受診したからといって、すぐ手術を決めるわけではありません。
治療方法や手術の時期は、診断と成長を踏まえて相談
症状や診断に応じて、日常のケア、外用治療、手術などを検討します。手術では、においの原因となるアポクリン汗腺を減らす治療を行いますが、傷あとや術後の安静なども含めて検討が必要です。
特に成長期は、体の発達や症状の変化を見ながら、治療による利点と負担を個別に考えます。若い時期に治療を受けた場合も、その後の成長に伴って症状が変化する可能性があります。年齢だけで手術の可否を決めず、本人の希望、症状、生活への影響、ご家族の考えを合わせて形成外科専門医と相談しましょう。
大切なのは、においを理由に本人を責めたり、周囲が必要以上に確認したりしないことです。本人がどう感じているかを尊重し、必要な情報を一緒に整理することが、治療を考える第一歩になります。
まずは診察で、今の状態を確認しましょう
下北沢スキンクリニックでは、形成外科専門医が症状やお困りごとを伺い、治療方法や手術適応を個別にご説明します。保険診療の対象となるかどうかも、診察のうえで判断します。相談の段階で手術を決める必要はありません。
ワキガ(腋臭症)の治療については、当院の診療案内をご覧ください。思春期のお子さまのにおいが気になっている方も、まずはご相談ください。