粉瘤の手術は当日できる?赤く腫れているときの対応と受診の流れ

「皮膚の下にしこりがある」「粉瘤を取りたいけれど、診察と手術で何度も通う必要があるの?」と気になっていませんか。

粉瘤は、診察の結果や手術枠などの条件が合えば、受診当日に日帰り手術を行える場合があります。一方、赤く腫れている、強く痛む、膿がたまっているといった状態では、まず炎症に対する処置を行い、袋を取り除く手術は後日に行うこともあります。

「当日に取れるか」は、しこりの大きさや場所、炎症の有無、診察での判断によって異なります。気になるしこりがある方は、自己判断でつぶさず、早めに皮膚科または形成外科へご相談ください。

粉瘤とは?しこりの正体を簡単に解説

粉瘤(ふんりゅう)は、表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)とも呼ばれる、皮膚の下に袋状の構造ができる良性のしこりです。袋の中に角質などがたまり、少しずつふくらむことがあります。表面に黒い点のような開口部が見られたり、炎症を起こした際に赤みや痛みが出たりすることもあります。

ただし、皮膚のしこりがすべて粉瘤とは限りません。脂肪腫やリンパ節の腫れなど、見た目だけでは区別が難しいものもあるため、診察で確認することが大切です。

粉瘤の手術は当日できる?

診察の結果、手術が適切と判断され、予約枠や患部の状態などの条件が合えば、当日に日帰り手術を行える場合があります。ただし、粉瘤と似た別の病気が疑われる場合や、サイズ・深さ・部位などから慎重な対応が必要な場合は、検査や別日の手術をご案内することがあります。

粉瘤の手術では、局所麻酔をしたうえで、状態に応じた方法でしこりを摘出します。小さな穴から袋を取り出す「くり抜き法」や、皮膚を切開して摘出する方法などがあり、どの方法が適するかは、粉瘤の大きさや場所、炎症・再発の有無などを踏まえて判断します。

当院では、日帰り手術のWeb予約を受け付けています。予約時に「粉瘤の診察・手術を希望」とお知らせいただくと、受診の目的が伝わりやすくなります。実際に当日手術が可能かどうかは、診察後に医師が判断します。

赤く腫れて痛い粉瘤は、まず診察を

粉瘤が赤く腫れたり、熱をもったり、急に痛み始めたりした場合は、炎症を起こしている可能性があります。膿がたまっている場合には、まず内容物を外に出す処置を行い、炎症が落ち着いてから袋を取り除く手術を検討することがあります。

炎症が強いと、袋と周囲の組織の境目が分かりにくくなり、袋をすべて取り除くことが難しい場合があります。そのため、受診当日に処置を行えても、根治を目指す手術は別の日になることがあります。治療の順番は患部の状態によって異なるため、「赤いから必ず当日手術できる」「炎症があると何もできない」と一律には言えません。

赤みが広がっている、痛みや腫れが急に強くなった、発熱がある、膿が出ている場合は、予約日を待たず早めに医療機関へご相談ください。

粉瘤を自分でつぶしてもいい?

ご自身で押したり、針を刺したりするのは避けてください。内容物が出ても袋が残れば、しこりが再びふくらむことがあります。また、刺激によって炎症や感染を起こしたり、傷あとが残ったりするおそれがあります。

粉瘤を押し出したときの再発については、当院のコラムでも解説しています。
「粉瘤は、中身を押し出すだけではダメ」

粉瘤は何科に行けばいい?

粉瘤が疑われる皮膚のしこりは、皮膚科または形成外科で相談できます。手術が必要な場合は、診察で粉瘤かどうか、どの治療方法が適しているかを確認します。しこりが顔や首など目立つ場所にある方、以前に治療した部位で再びふくらんできた方も、まずは診察を受けて状態を確認しましょう。

下北沢スキンクリニックの粉瘤診療

下北沢スキンクリニックでは、粉瘤の診察と日帰り手術に対応しています。粉瘤の状態に応じて、くり抜き法・切除法などから適した方法を検討します。炎症がある場合は、当日の状態を診察したうえで、炎症への処置を先に行うか、袋を取り除く手術を行うかを判断します。

粉瘤の詳しい治療内容や手術後の経過は、下北沢スキンクリニック「粉瘤摘出」ページをご覧ください。下北沢駅から徒歩約1分です。

粉瘤の診察・日帰り手術をご希望の方へ

しこりが粉瘤かどうか分からない場合も、まずは診察でご相談ください。日帰り手術をご希望の方は、粉瘤摘出ページからWeb予約をご利用ください。手術の適応や当日実施の可否は、医師の診察後に判断します。


監修:保坂宗孝(日本形成外科学会認定形成外科専門医)

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